少年
「お前の指を、腕を、頬を、瞼を、舌を、歯を、脚を愛着した。
僕はお前を恋していた。お前も僕を恋して ゐたと言ってよい」
演出:劉亮延
脚色:川口隆夫・劉亮延
出演:川口隆夫
『少年』は川端康成が、同性愛者であった自身の少年時代の日記を、50 歳の時に振り返り、過去の自分と対話する姿を描いた作品。「お前の指を、腕を、頬を、瞼を、舌を、歯を、脚を愛着した。僕はお前を恋していた。お前も僕を恋して ゐたと言ってよい」―高校の同級生の少年、清野への情熱は、生涯川端が忘れることのなかった記憶として残り、その後文豪になるまでの執筆に多大な影響を与えたことは余り知られていません。エロティックなノスタルジアと大正ロマンの世界が、台湾人演出家の劉亮延氏の脚色と、日本人・台湾人キャストによって、 舞台へ蘇りました。
2012年の初演のショーイングでは、はえぎわの竹口龍茶さん、台湾の俳優鮑奕安さんが出演し、2014年のこまばアゴラ劇場での本公演では、新キャストでdumbtypeの元メンバー・川口隆夫さんのソロ公演として、再演されました。その後2014年11月に神楽坂セッションハウスの『ダンスブリッジインターナショナル」で再演されました。
2014 04/16~21 @Komaba Agora Theater
Photo by Bozzo
Photo by bozzo
Photo by Hideto Maezawa
Photo by Bozzo
Photo by Hideto Maezawa
Photo by Bozzo
Photos by bozzo and Hideto MaezawaPhot
★★★
2012年4月6日~8日
『少年』ワーク・イン・プログレスショーイング東京上演
助成/ 台北市文化局
協力/ アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)
公益財団法人セゾン文化財団
演出・脚色/ 劉亮延
原作/ 川端康成
脚本/ 劉亮延 山縣美礼 竹口龍茶
出演/ 竹口龍茶(はえぎわ) 鮑奕安
主催・企画・製作/ 山縣美礼
チラシデザイン・ウェブ/ LAND (http://land-jp.com)
舞台監督/ 松岡大 (LAND)
照明/ 森規幸(balance inc.design) 衣装/ 摩耶
アフタートークの様子